宅老所ってなに?
宅老所とは
宅老所とは文字どおり「託児所」の「児」を「老」に変えた介護事業所のことです。
宅老所の利用は大まかに3種類。
宅老所の利用は大まかに3種類。
- デイサービス(日帰りで入浴・食事・レクリエーション等のサービスが受けられるセンターへ通う形式)
- 訪問サービス(利用者の自宅にホームヘルパーが訪問し、食事や排泄等のサポートを行う形式)
- 宿泊サービス(日中に加え夜間も宿泊できるサービス。1ヶ月単位のほかに1日単位での宿泊も対応可)
宅老所の最大の特徴は、大きな施設(特別養護老人ホームや有料老人ホームなど)とは違い、小規模だからこその利用者それぞれのニーズに臨機応変に対応できることです。
例えば、宿泊サービスの場合大きな施設だと2、3ヶ月前から予約が必要の場合が多いが、冠婚葬祭など急な用事でどうしても明日1日だけ宿泊したいというケースも宅老所であれば対応してもらえます。
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宅老所の歴史とは?
この宅老所の歴史は深く、遡ること1991年。「よりあい」という宅老所が福岡のお寺「伝昭寺」から生まれました。お寺の一部でお年寄りを預かるサービスで、宅老所の走りと言われています。
さらにその宅老所を世に広めたのが1993年開所した富山の宅老所「このゆびとーまれ」。ここではお年寄りに加え、地域の障害者や子供たちを預かるという新しいシステムを編み出しました。
これが世に言う「富山型」。それまで縦割りであった行政をも巻き込み富山型の宅老所を確立しました。
さらにその宅老所を世に広めたのが1993年開所した富山の宅老所「このゆびとーまれ」。ここではお年寄りに加え、地域の障害者や子供たちを預かるという新しいシステムを編み出しました。
これが世に言う「富山型」。それまで縦割りであった行政をも巻き込み富山型の宅老所を確立しました。
現在までに宅老所は全国に広まりつつあるが、近年「小規模多機能居宅介護」という制度が導入される中、保険の対象外となる「宅老所」の名前がなくなりつつあります。
ただ、地域や人を密接につなぎ、利用者を最期まで人間らしく育ててくれる宅老所の考え方はこれからの介護にとってもきっと大事なことであるでしょう。
ただ、地域や人を密接につなぎ、利用者を最期まで人間らしく育ててくれる宅老所の考え方はこれからの介護にとってもきっと大事なことであるでしょう。